プロフィール

浦野 正樹(うらの まさき)

1950(昭和25)年12月25日東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、早稲田大学文学研究科博士課程(社会学専攻)修了。現在、早稲田大学文学部教授、早稲田大学「地域社会と危機管理研究所」所長。1991年〜92年モナッシュ大学(オーストラリア)客員研究員。専門は都市社会学、地域社会論、災害社会学など。現在、関東都市学会副会長、日本都市社会学会理事・編集委員会副委員長。その他、日本都市学会、地域社会学会、日本社会学会、地域安全学会、日本災害情報学会、オーストラリア学会などに所属。これまで都市・地域研究を軸にしながら、都市災害についての研究を積み重ねており、防災まちづくりや災害時のボランティア・ネットワーク形成・支援、自主防災組織等についての各種委員会、東京都の震災復興検討会議等にも関与してきた。また、都市のリサイクル活動及びリサイクル・システムなど環境問題研究にも取り組んでいる。

地域活動へのこれまでの主な関わりは、豪雪農山村地域、都心及び都心周辺地域(東京都区部及び神戸市長田区等)、郊外地域(東京都多摩ニュータウン)等を対象にした、地区コミュニティの歴史的変貌(とくに戦後の高度経済成長期を中心にした変貌、1980年代の地上げによる都心周辺地区への影響など)と地域課題、地域づくりやまちづくりの実践と可能性に関する地域調査などである。とくに、戦後の(とくに、高度経済成長期前後における)社会変化を、主として、生活のしくみの違いに基づく多層的な住民階層の生成や再編成が歴史的に展開していく過程として明らかにし、その過程で地域運営や合意形成のシステム、行政との関わり方がどのような変化を遂げ、個別住民の生活問題が地域全体で解決すべき問題群としてどのように浮上していくかを、考察しようとしてきた。

また、地震災害と自主防災活動に関する調査研究、防災まちづくり等の調査研究を経て、雲仙普賢岳災害および阪神・淡路大震災の地域住民生活やコミュニティの復旧・復興過程の研究などを手がけている。阪神・淡路大震災では、主として神戸市長田区、淡路北淡町等を中心にしながら、地域コミュニティの対応活動、まちづくりや生活再建への取り組み、ボランティア活動との接点等について、調査研究活動を進めてきた。神戸市長田区御蔵を拠点とするまちづくり支援ボランティア団体「まち・コミュニケーション」の運営委員である。

◇主な著書は、以下の通り。

『都市化と居住環境の変容』(共編著)早稲田大学出版部

『都市災害と地域社会の防災力』(共著)早稲田大学社会科学研究所 1990

『阪神・淡路大震災における災害ボランティア活動』(共編著)早稲田大学社会科学研究所研究シリーズ 第36号 1996

『阪神・淡路大震災の社会学』第1〜3巻(共編著)昭和堂 1999

『市民主体の危機管理』東京ボランティア・市民活動センター編(共同執筆)2000

「都市と危機管理:地域防災とボランティア・ネットワーク」藤田弘夫・吉原直樹編『都市社会学』有斐閣 1999

「災害の社会学的研究への招待」早稲田大学ホームページ (http://www.littera.waseda.ac.jp/saigai/